︎移動型パーティ「PLAY」
第二回 12月17日 テーマ:『ナリワイ』 at 島ヶ原

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第二回目は三重県の島ヶ原。会場は駅から歩いてすぐの工場跡をリノベーションした空間だ。キラキラしたイルミネーションが可愛らしく、外国の郊外で見られるお家クリスマスのような雰囲気にワクワクした。



この日は山間の空気がとてつもなく冷たく、身体の芯を刺すような寒さだった。数台のストーブが置かれた会場内に参加者は10名ほど。まずは空間ごと温めるべく、この日のゲストのお一人であるヨガのインストラクターのレクチャーのもと、アップテンポな音楽にのせてヨガを体験。短時間だったけれど、イイ感じにキツく、身体もほぐれてポカポカと温まった。ディスカッションの前に皆でスポーツ、というのはいいなと思った。



ヨガのあとは皆と円を描くように椅子に座り、押し競饅頭でもするような気分で、ゲスト&スピーカーたちのそれぞれの生業の話を聞いた。皆、年齢も性別も職種も、またその生業に携わるようになったきっかけまでも、すべてが多種多様だった。アメリカ人のご主人と島ヶ原にUターンし、育児に奮闘しながらヨガのインストラクターとして地元を拠点に全国を飛び回るコーエンユウコさん。大学時代から奈良県で若者と地域を結ぶインターンシップ事業を展開してきたNPO法人「ならゆうし」代表の西尾陽平さん。長年勤め上げた鉄道職員から転職し、伊賀で百姓工房を営む松森克太さん……表現や目指す方向は違っても、根底に流れる意気込みは共通しているように思えた。地元愛を持っておられることはもちろん、そこで掘り起こしたものを追求することや、自分が楽しい!好ましい!と思えることへの探求心がとても深いのだ。農作物を通じてその土地の知られざる魅力を伝えていくシンプルな活動。ヨガを楽しむことをきっかけに、人々の日々の暮らしに思わぬ豊かさが生み出されていくことへの喜び。固定観念を払拭し、つねに創意工夫と変化することで時代を見据える企業スピリット。どのお話からも、都会ではない場所だからこそ “ 経て ” これた、 “ 見えて ” きた、厚みのある説得力がビシビシと伝わってくるのだった。



締めくくりはアポテケのライブ。キンッと冷えた空気に包まれた小屋のなか、ストーブに温められている空間がアポテケのライブによって “ 暖かい ” から “ 熱い ” に変わっていく。なんて素敵なクリスマスナイト……この日は、アポテケと弦楽器の奏者の皆さんとのコラボも繰り広げられた!この魅惑のライブの余韻を持ったまま山を下り、また大阪へと舞い戻った。