ただただ忙しく過ぎていく社会人生活に、漠然とした焦燥感を覚え、昨年秋に一念発起して退職しました。
そして半年間、寝る間を惜しんでリゾートホテルの住み込みバイトで貯金し、2019年6月1日、関空から出発。
目的は、これまでの人生で知らなかったことを見聞きすること。世界見聞家・たーまんの誕生です!
カタコトの英語と予算約100万円での旅はYouTubeでも配信中ですが、映像に入れられなかったことを
こちらのブログで紹介していきます。たーまんの珍道中、応援よろしくお願いします!
いよいよ世界見聞旅が始まり、
最初の目的地は南太平洋の諸島・バヌアツ共和国!
のはずが、乗り換えでフィジーに寄ることに……。乗り換えの待ち時間は、なんと「19時間」。
読者の皆様に正確な情報をお伝えすると、「鬼の19時間」。またの名を「精神崩壊チキンレース」。
日照時間より長いって何事やねん!!
とにかく到着したのが19時30分。軽食を取ると、辺りは真っ暗。
何となく、周りをウロウロしてる外国人たちが怖く見えないこともない……。
「自分、慣れてるんで。」という全力のスカし顔を作って虚勢を張りつつ、早歩きでまず屋内に逃げ込む。
外は怖い、宿は取っていない、という僕に残された選択肢は空港泊。もしくは一睡もしない空港オールナイトの二択。
「さぁ、今夜も始まりました。たーまんのオールナイトニッポン!」
そもそも日本語を分かる人がいないので、無念にも空港泊を決意する。
ベンチで死んだ顔を作る僕に、同情の眼差しを向けた清掃係のお姉さんが「国内線ならソファがあるわよ」と教えてくれた!
この世に女神はいるもんだ。
と、優しさに感謝し握手までしたものの、結局国内線のソファは別のお客に占領されていた。
しかも、「あ、お住まいはこちらですか?」というレベルのリラックスぶり。
いやホンマなにを談笑しとんねん。
羨ましく眺めながら、仕方なくベンチの裏に寝袋を敷き、さぁ朝までグッスリ……。
と上手くはいかず、深夜2時に声をかけられる。
「空港閉まるから。外出て。」
この世に神も仏もいないのか。
ていうかソファで寝てても一緒やったやんけ!!
その後24時間開いている国際線乗り場に移動して寝袋に包まり、南の島で寒さに震えながら無理矢理眠りについた。
そして数時間が経ち、果たして寝たのか起きていたのか……。
朝は来たのか、まだ夜なのか……。
とにかくうるさくなってきた空港で起き上がり、フラフラ外に出ると、眩し過ぎる太陽に照らされて朝の到来を知った。
まだ暑過ぎない太陽にポカポカ照らされ、不思議とベッドでの安眠以上に心が安らぐ。
更には、情熱の炎も燃えてきた!!
たーまん世界見聞旅、初めての朝である。
清々しい気持ちで振り返り見た空港の看板は……。
いやボロボロなんかい!!!!